インターネットビジネスを含め、広告業界には「自演」と呼ばれる広告テクニックが存在します。

自演とは、自分が作った製品などを、まったく関係ない第三者を演じながら宣伝する方法です。

ステルスマーケティング(ステマ)に近いですね。

 

僕がやっているアフィリエイトも、報酬を支払ってくれる広告主のために製品を紹介(宣伝)するわけですから、お金を支払っておこなう自演といっても過言ではありません。

 

 

2ちゃんねるは自演の巣窟

この「自演」ですが、2ちゃんねるのスレッドでよく見ることができます。

2ちゃんねるの場合、自分で作ったスレッドを伸ばす(書き込みを増やす)ために、自分以外の人間になりすまして書き込みを行うのです。

スレッドが立てられているのに誰も書き込みをしていないのでは、あとからそのスレッドを見た人達が書き込みしづらくなります。

そこで、通りすがりの第三者を装って自分のスレッドに自分で書き込みをし、あとから見た人が書き込みしやすい状況・雰囲気をつくるのですね。

 

2ちゃんねるでは書き込みする度に、パソコンやスマホのIPアドレスという固有の数値に対応して、IDが付けられます。

このIDはパソコンやプロバイダー接続機器の電源を切らない限り、ずっと同じものが使われます。

そしてIDが変わらない限り、書き込みするときのハンドルネームを変えても、誰が書き込んだのかすぐに判別できます。

自演しようと思っても、IDを変えない(=IPアドレスが同じまま)限りは自演がバレるということです。

 

このことから、2ちゃんねるでの自演には最低でも2つの異なるネット接続環境が必要になります。

 

2ちゃんねる流・自演のやりかた

2ちゃんねるで自演をする際、パソコンを使ってスレッドを立てたのであれば、①スマホから書き込みをしたり、②一度パソコンの電源を切ってから再起動して、書き込みをしなければなりません。

ポケットWi-Fiを使ってインターネットに接続しているのであれば、③Wi-Fi機器の電源を一度切って再起動すれば同様の効果が得られます。

あるいは、④デスクトップクラウドなどで契約しているパソコンを遠隔操作して、そちらのネット環境から書き込んだりすることで自演がバレずに済みます。

 

2ちゃんねるで自演をする理由は?

そこまでして自演をする価値があるのか?

という疑問を持つ方がいるかもしれませんが、自演の価値は絶大です。

 

商品やサービスの普及に「口コミ」が最も有効な広告方法であることからもわかるように、人は商品提供者(販売者)が発する宣伝文句よりも、第三者の言葉を信じます。

これはアフィリエイトやステマのような、販売者以外の人物が商品を紹介するマーケティング手法が流行っている理由でもあります。

販売者が商品をべた褒めするのは当たり前のことですからね…。

 

 

2ちゃんねるの例でいうと、2ちゃんねるのような大人数が目にする媒体での宣伝は効果絶大です。

まとめサイトなどに編集して掲載されたら、さらにたくさんの目にとまります。

そういうわけで、2ちゃんねるでも第三者を装った自演書き込みをするわけです。

 

2ちゃんねるでは、企業が自社製品を宣伝する目的で書き込むような使い方はそれほどされていないようですが、まとめサイト管理人による書き込みは頻繁に行われています。

自分のまとめサイトで記事にするために、記事の「ネタ」を自分で用意しているんです

ぶっちゃけ「やらせ」ってやつです。

そこまでしてスレッドを盛り上げるのは、先ほど書いたこと↑が理由ですね。

 

盛り上がるスレッド、面白い書き込みがあるスレッドをまとめれば、まとめサイトへの訪問者が増え、アフィリエイト報酬などの収入も増える…。

そのために自演をします。

 

 

自演もバレないように気を付けないと、見ている人から反感を買うことになります。

バレない自演のやりかたや書き込みのコツについては、まとめサイトの教材を読んだりしてマスターしてください。

「大衆を動かすマーケティング方法」の理解が深まるはずです。