「あれ?このまとめサイト、更新が止まってる…」

アンテナサイトに登録されているまとめサイトや、ブログランキングに登録されているまとめサイトを見ていると、ときどき、更新が止まっているまとめサイトを見つけることがあります。

『まとめサイトの閉鎖』です。

 

いままで何年間も毎日更新を続け、一日に何十記事も投稿していたのに、閉鎖されるときは突然だったりします。

たいていの場合は閉鎖される少し前から、記事更新の頻度が落ちていたりするのですが、ある日を境に更新が止まったまとめサイトを、あなたも見たことがあるのではないでしょうか?

 

しかも、弱小まとめサイトならともかく、大手まとめサイトでさえ閉鎖されることがあったりして、「この規模のまとめサイトなら、毎月何十万円も稼いでいるはずなのに、どうして閉鎖されるんだろう?」と疑問に思った方もいると思います。

そこでこの記事では、大手まとめサイトが閉鎖される理由について解説します。あなたがまとめサイトを作るときの参考にしてください。

 

大手まとめサイトが閉鎖される理由

ショボいまとめサイトや弱小まとめサイトが閉鎖されるのは、まず間違いなく記事更新が面倒になったことが理由ですが、大手まとめサイトの場合は、事情が違うことが多いです。

毎月何十万円もの自動収入をもたらしてくれるサイトを、好んで閉鎖する物好きなんて、どこにもいませんから。

では、なぜ閉鎖されたのか?

その理由の多くは、大手まとめサイト管理人の生活環境の変化や、ビジネス環境の変化が原因です。

 

大学生の管理人が就職を期に、まとめサイトを閉鎖

たとえば、僕が知っている大手まとめサイトの管理人さんは現在大学生なのですが、「大学を卒業したら、まとめサイトはやめる」と宣言しています。

彼は大学を卒業後、なぜか一般企業に就職する道を選んでいるので、ほぼ自動的に収入が確保できるとはいえ、普通に会社員をしながら記事の外注依頼をしたり、サイトの管理をする気にはなれなかったようです。

 

ちなみに彼が会社員になることを選んだ理由は、「サラリーマンの方が個人事業主よりも信用が高いので、銀行からお金を借りやすい。銀行からお金を借りられたらさっさと退職して、もっと規模の大きなビジネスを始めたい。」という理由でした。

将来的なリターンを見込んで、あえてサラリーマンになったり、そのためにまとめサイトを閉鎖するというのも、ある意味で正しい選択なのかもしれません。

 

まとめサイトで稼いだ資金で別事業を開始

また、別の大手まとめサイトの管理人さんは、まとめサイトの運営規模を縮小して別の事業を始めました。

まとめサイトでガッツリ稼いだお金を使って、不動産経営を始めたんです。

不動産経営もそれほど時間を取られるような仕事ではありませんが、運営していたまとめサイトのいくつかを閉鎖したり売却したりして、「本業」の不動産経営に専念すると言っていました。

 

こういう具合で、まとめサイトの管理人にも自分の生活や将来設計があるので、アクセスが多く集まったとしてもまとめサイトを閉鎖することがあります。

 

購入したまとめサイトを管理できずに閉鎖

他にも大手まとめサイトが閉鎖される理由は、まだまだあります。

僕がよ~く知っているまとめサイトの場合、管理人が変わったことが原因で閉鎖されてしまいました。

 

元の管理人は僕だったわけですが、そこそこ規模が大きくなってきたまとめサイトを、ある企業に頼まれて100万円ちょっとで売却したんです。

まとめサイトの管理なんてツールを使えば簡単だし、複数のサイトを自分一人で毎日更新したりしない限り、そんなに手間がかかるものではありません。

だからその企業も、「アクセスが集まる」「自動収入」という言葉をどこかで聞きつけて、軽いノリで買ったんでしょうね。

一応、記事ネタの探し方や記事の更新方法、コメント蘭の管理方法、広告枠の売り方などについてレクチャーしてから引き渡したのですが、結局そのまとめサイトを管理しきれなかったみたいで、僕が気付いたときには閉鎖されていました。

「ノウハウを持っていない人がまとめサイトを運営していても、宝の持ち腐れになる」ということが、よくわかりました。

 

ちょっともったいない気もしますが、基本的には大手まとめサイトも数あるブログのひとつに過ぎません。管理人の都合一つで閉鎖されることなんて、よくあることです。

弱小ブログが消えていくのはいちいち気に留めていられませんが、大手ブログが閉鎖されるときは、やっぱり少し寂しいですね。

でも、そのまとめサイトの管理人にもなにか事情があったり、何か新しいことに挑戦することがきっかけで閉鎖することが多いので、今までのサイト管理に敬意を表しつつ、影で応援してあげてください。