せどりの仕入れ基準

アプリなどで調べて判明した商品情報のうち、せどりの仕入れで特に重要なのは中古の最安値価格です。

これがいわゆる相場になります。

 

中古品店で仕入れてきた商品を販売するアマゾンマーケットプレイスは、登録自体は無料です。

しかし、商品が売れたときには手数料が掛かります。

せどりをビジネスとして行う以上、この手数料を計算に入れずに商品を仕入れてしまうと、最終的な利益はマイナスになってしまうので注意が必要です。

必ず仕入れる前に、アマゾンで発生する手数料や配送料を計算し、それらを踏まえたうえで仕入れましょう。

 

 

アマゾンマーケットプレイスの手数料の仕組み

アマゾンマーケットプレイスで商品が売れると、どのような手数料が掛かるかというと、

  • 商品販売価格の15%の手数料 
  • 基本成約料
  • カテゴリー成約料

がかかります。

さらにこれらに加え、配送料がプラスされます。

 

これらの手数料を仕入れる際にいちいち計算するのは面倒なので、最低限利益が出るラインを覚えておいてください。

たとえば本を1冊108円で仕入れる場合、

  • 中古の最安値価格が300円以上
  • 本の厚さが2センチ以内

の商品を仕入れれば、赤字になることはありません(売れればですが)。

 

本の仕入れ値が2倍の216円だった場合は、

  • 中古の最安値価格が600円以上
  • 本の厚さが2センチ以内

のように、中古の最安値価格を2倍にした金額が仕入れ値の基準になります。

 

セドラーの多くが仕入基準にしている値段はだいたい以下のとおりです。

  • 108円の本 ・・・最安値が500円以上なら仕入れる
  • 216円の本・・・ 最安値が1000円以上なら仕入れる
  • 324円の本・・・最安値が1500円以上なら仕入れる

これを覚えておけば大丈夫です。

 

送料

送料に関しては、クロネコヤマトのメール便の場合、本の厚さが2センチ以下だと 160円以下で送れるので、

「厚さは2センチ以内」

で仕入れた方が良いと思います。

 

ランキング

そのほかに仕入れ基準として「ランキング」が重要です。

本を出品してから売れるまでに、どれくらいの期間が掛かるのかを想定できます。

目安として、

「ランキングが50万位以内」

の商品であれば仕入れて良いとされています。

あまりにも人気がない(需要がない)商品だと、長期在庫になりますのでおすすめできません。

 

 

商品の目利きについて

せどりでの目利きはアプリや専用ツールによって補佐されており、素人でも簡単にできます。

しかし、実際にブックオフなどの店舗に行くと、あまりの商品の多さに圧倒されてしまい、どこから手を付ければ良いのかわからないと思います。

僕もそうでした。

ですので、利益になりやすい商品のカテゴリーをご紹介しておきます。

この基準を知っておくだけで、かなり効率的に仕入れ商品を探せるようになりますよ

 

高値がつきやすい本には、以下のような傾向が見られます。

 

マニア向けの「専門書」

具体的には、

  • 本のタイトルが、その分野に詳しい人でないと意味不明なもの
  • いかにも高そうな、分厚いくて定価自体が高いもの

いわゆる、こんな本のことです。

  1. 医学系の本 、医学専門書
  2. 趣味系の本、雑誌
  3. 科学系の本 、○○工学など
  4. 資格系の本
  5. パソコン系の本
  6. 教育関係の本 、赤本など

1が一番利益率が高くなります。

 

マニアックな本とは?

マニアックな本とは、ごく一部にコアなファンがいるジャンルだと考えてください。

歴史、アニメ、囲碁・将棋、車、音楽、スポーツなどなど…。

 

これらの「専門書」「マニアックな本」はブックオフでも専用コーナーに置かれているので、探しやすいと思います。

 

回転本

回転本とは、「金持ち父さんシリーズ」「7つの習慣」のような、売れる回転が早い本のことです。

特にAmazonランキングが3万位以内の本は、回転が早いです。

 

せどり(古書)にオススメなジャンル

初心者でも取り組みやすい、オススメなジャンルをご紹介します。

 

雑誌(専門の趣味系)

雑誌は非常にオススメなジャンルです。

特に、趣味系がおすすめなのですが、

  • 音楽・・・ヴィンテージ楽器レスポール等
  • スポーツ・・・昔の記録など
  • アニメ・・・レアなアニメは特に高値が付きやすい
  • 乗り物(車・バイク等)

などです。

 

資格系の本

資格系の本は目利きしやすい分野です。

この分野で探すポイントは、

  • 自分が知らない資格名
  • 定価が高いもの

こういった書籍は欲しい人からすれば喉から手が出るほど欲しいものになります。

書き込みが多いことが問題ですが、欲しがっている人からすればあまり気にならないものと思われます。

 

赤本系

教育関係の書籍中でも、赤本は定番のせどり商品です。

赤本は、とりあえず全て調べておいた方がいいです。

特に医学部や、年代が新しいものは売れる可能性が高いです。

  • 書き込みが多い
  • 受験シーズン以外は売れにくい

という特徴はありますが、お金になりやすい商品であることは間違いありません。

 

語学関連

語学関係もせどりしやすい分野になります。

仕入れ時のポイントは、

英語等のメジャーなものではなく、聞いたことないようなマイナーな語学の本

を選ぶことです。

 

こちらも

  • 書き込みが多い
  • CDなど、付属品が抜けていると108円に多い

などの特徴があります。

付属品はあった方が断然売れやすいです。

 

絵本関連

僕もせどりを始めるまでは知りませんでしたが、絵本は結構オススメなジャンルです。

厚さも薄くてかさばりませんし、せどりにはもってこいです。

ただ、絵本はISBN番号のないものが多いのが難点です。

 

回転本

回転本はビジネス書に多いのですが、仕入れ後、わりとすぐに売れるので見つけたら仕入れておきましょう。

「金持ち父さん」シリーズや「7つの習慣」、パソコン「よくわかるシリーズ」など、ぜひ覚えておきましょう。

 

ブックオフの仕入れ効率化のコツ

ブックオフの値札(ラベル)には規則があり、店頭に置かれた本が商品として出された時期がわかります。

値札が色分けされており、

黒・・・1~3月
緑・・・4~6月
青・・・7~9月
赤・・・10~12月

に商品として陳列されたことがわかります。

この規則に従えば、例えば今が7月なのに赤色の値札が付いているものは、半年以上売れていないことになります。

あなたがお住いの地域がライバルが多い地域であれば、他のせどらーが買わなかったものということです。

逆に緑や青色の値札が付いていれば、新しく入荷した本ということになり、仕入れ後すぐに売れる可能性が高いと言えます。

 

 

以上がせどりにおける仕入れのコツになります。

まずは108円コーナーの本から始めるのが、在庫リスクも少なくておすすめです。

 

せどりの全体的な流れや概要については、せどりガイドせどり実践編をご覧ください。