せどり初心者のための実践ガイド
せどりの概要は、せどりガイドを読んでおわかり頂けたかと思います。
このページでは、実際にどのようにせどりビジネスを実践していくのかを説明していきます。
仕入れのコツやおすすめジャンルについては、せどり仕入れのコツをご覧ください。
せどりとは?
せどりとは、本の背表紙を見て利幅を抜くビジネスのことです。
せどりといえば、以前は古本業者だけが行っているビジネスだったのですが、インターネットの普及によりネットを使ったせどりが注目されるようになりました。
ブックオフやAmazonマーケットプレイス、ヤフオクなどのネットオークションが一般個人でも利用できるようになったことや、スマホなどの携帯端末を使って利幅の取れる商品が簡単に調べられるようになったことが人気に拍車をかけています。
利幅の取れ商品と、そうでない商品を見分ける「目利き」と呼ばれる技術は、かつては一部のベテランせどらーだけが持っていましたが、いまでド素人でもツールを使って簡単にできます。
このことから、スマホを使った本やCD、DVDなどのせどりが、現在主流となっています。
ブックオフの108円コーナーなどに行き、そこでスマホや専用のバーコードリーダーを使って利幅の取れる商品を検索。
中古相場や人気度などをチェックし、高値が付きそうな商品を仕入れるという方法です。
これなら「目利き」のできない素人であっても、高値がつく書籍のみを仕入れることができ、不良在庫をなくすことが可能になります。
不良在庫=赤字なので不良在庫の心配が少ないせどりは、新規参入しやすい副業ビジネスの代表格なのです。
せどりは簡単に言ってしまえば、古本をブックオフ等で仕入れて、アマゾンマーケットプレイスやヤフーオークションで高値で売るビジネスです。
※アマゾンマーケットプレイスとは?
中古品やレアグッズなどを売買できるネットショップの一種で、Amazon.co.jp の中のショッピングプレイスです。
せどりは書籍に限らず、CDやDVD、ゲーム機、家電なども結構儲かると言われています。
整理すると、せどりは
- ブックオフ等の古本屋や中古CDショップ等で仕入れることができる
- 安いものでは仕入れ値が108円から仕入れできる
- シンプルなビジネスモデルなので、やり方が簡単で副業や初心者の人にもおすすめのビジネス
ということになります。
せどりを始めるために準備するもの
せどりは中古品を売買するビジネスなので、利益を伸ばすためには準備が必要です。
せどりに必要なアイテムについて解説します。
以下のものは、せどりを始めるために必要なものです。
スマートフォン、携帯電話
ブックオフなどで仕入れる商品の相場を調べますが、目ぼしい商品は現場でサクサク調べて、その場ですぐに仕入れなければなりません。
いちいち自宅のPCで調べていたら、ライバルにお宝商品を独占されてしまいますからね。
そのため、ブックオフなどの現場でネット検索できるスマートフォンや携帯電話が必要になります。
パソコン+インターネット環境
アマゾンなどのサービスを使うためにはパソコンが必要です。
また、仕入れや商品発送する際にも、宛先印刷やツールの使用などで使います。
クレジットカード
アマゾンを利用する際に、クレジットカードが必要になります。
本人確認やクレーム処理、返金保証の際に必要になるためです。
ちなみにこちらの方法を使えばクレジットカードが作れるだけでなく、仕入れの軍資金も作れます。
ネット銀行口座
アマゾンでは必須ではありませんが、ヤフオクでは必須です。
ネットを使ってビジネスをする以上、ネット口座は解説しておいて損はないでしょう。
ネットオークションで落札した方の振込手数料も安くなりますし…。
ビジネス専用の口座を一つ用意しておけば、確定申告時期に年間での利益、コストなどの計算をする際にも便利です。
ネット銀行は楽天銀行がオススメです。
まだ持ってなくて、今すぐ作りたいと言う場合は下記から申し込んでください。
⇒楽天銀行
発送するためのアイテム
- 封筒
- ハサミ
- ガムテープ
- セロハンテープ
- のり
- ビニール袋
商品発送するときに必要なアイテムは100円ショップやホームセンターで揃えておきましょう。
※ビニール袋はせどりを続けるうちに出荷量が増え、大量に必要になった場合には、ネットショップでまとめ買いした方が安く購入できます。
⇒包屋(つつみや)
http://tutumiya.com/
あると便利なもの
- 住所・氏名が入ったゴム印
- プリンター(納品書の印刷に必要)
等が挙げられますが、必ずしもなくてはならないものではありません。
しかし、せどりをビジネス目線で見た場合、作業の効率化に必要なものだと思います。
超人的な作業量をこなせるスキルがあれば別ですが、発送量が増えた場合の効率化を考えると、あった方が良いのは間違いありません。
ゴム印(住所印)があるだけでも、かなりの違いがあります。
下記のショップであればかなり安く作れるので、ぜひ作っておきましょう。
はんこ祭り⇒http://www.rakuten.ne.jp/gold/hankomaturi/html/cate_gom.html
せどりは、スマホ(ツール)を使って仕入れる
せどりをブックオフ等の実店舗で仕入れるときは、「売れそうな商品を自分の直感で仕入れる」ようなことはしません。
そんなことをしたら、昔の僕のように悲惨なことになります。
実店舗に出向いて仕入れをする際には、
アマゾンマーケットプレイスで、その商品がいくらで出品されているか?
を調べます。
特に、最安値の値段を調べてください。
専用アプリやツールを使えば、商品のバーコードやISDNコードを使って一瞬で調べられます。
仕入れる前にきちんと価格調査しておくことで、黒字になる可能性が高い商品だけを仕入れることができるのです。
ですので、実際にブックオフに仕入れに行った時には、
・手にとった108円の本Xがアプリで調べると
アマゾンマーケットプレイスの最安値が1円だった・・・仕入れない
・次に手にとった108円の本Yがアプリで調べると
アマゾンマーケットプレイスの最安値が1500円だった・・・仕入れる
といった具合に、利益が出る商品だけを仕入れていけば良いのです。
この場合の「利益が出る」というのは、実店舗への交通費、梱包・発送代金などのコストを考慮しても利益が出ることを指します。
価格調査アプリ
相場価格を調べるアプリは、有料のアプリと無料のアプリがあります。
始めのうちは、無料アプリで問題ないと思います。
僕が使っているのは「せどりキング5 for Android」というアプリです。
せどりキング5 for Androidの良いところは、Amazonランキング、新品・中古価格、Amazon在庫の有無が一瞬で調べられることと、お宝商品の絞り込み検索機能や見つけた商品のワンクリック出品機能が付いているところです。
別にどんなツールを使っても良いのですが、僕は使いやすいから使い続けています。
アマゾンマーケットプレイスの登録
せどりで仕入れた商品は、主にアマゾンマーケットプレイスで出品します。
アマゾンマーケットプレイスの登録手順を解説します。
まず、アマゾンのサイトへアクセスします。
⇒ http://www.amazon.co.jp/
「サインイン」をクリックします。
メールアドレス入力⇒「始めて利用します」にチェック⇒サインインをクリックします。
名前⇒メールアドレス⇒パスワードを入力し⇒アカウントを作成するをクリックします。
これでアマゾンマーケットプレイスのアカウントが作成できました。
続いて、アマゾントップページ⇒アカウントサービスをクリックします。
画面右側の「出品用アカウント」をクリックします。
「小口出品の方のオンライン登録」をクリックします。
ISBN番号を入力⇒出品手続きを開始するをクリックします。
「本のISBN番号」は、今は出品するものが無いかと思います。何の本でもいいので、ISBN番号を入力してみて下さい。
コンディションを記入⇒商品説明を記入します。
今回は登録だけですので、コンディションは、「中古―良い」、商品説明は例に従い「カバー無し。表に多少キズがあります。」
と入力してください。
先ほど入力したアカウント作成の際のメールアドレス、パスワードを入力
⇒「Amazon.comのパスワードをもっていません」にチェック
⇒「Continue」をクリックします。
販売価格を入力⇒次へをクリックします。
価格は現在出品中の商品の価格より、1円下げた価格を販売価格欄に入力します。
残りは特に変更せず、そのままで構いません。
各欄にサインイン情報を記入⇒次に進むをクリックします。
店舗名(ニックネーム)を入力⇒クレジット情報・請求先住所を入力
⇒次に進むをクリックします。
店舗名(ニックネーム)は、個人名より〇〇書店、〇〇堂などのお店のような名前の方が良いです。
購入者からすれば個人名よりは店舗名の方が信頼されるので、店舗名にした方が売れやすいです。
メインの会社番号にチェック⇒アマゾンから受け取れる電話番号を入力
⇒電話を受けるをクリックします。
すぐにアマゾンから入力した電話番号に電話がかかってきます。
電話に出ると音声メッセージで暗証番号が通知されるので、この番号(PIN番号)を入力します。
音声に従い、次に進むをクリックします
参加規約を読み、問題なければ「同意をする」にチェック
⇒確定をクリックします。
なお、銀行口座情報は後からでも入力できるので、いまは登録しなくても構いません。
入力した出品情報の確認⇒今すぐ出品をクリックします。
以上で、アマゾンマーケットプレイスの登録完了です。
お疲れ様でした。
商品が注文された後にやるべきこと
納品書の印刷
あなたが出品していた本やCDに注文が入ったら、ここから発送作業が始まります。
発送する商品もですが、商品と一緒に納品書が必要になります。
納品書は、アマゾンのアカウントから印刷することができます。
納品書の印刷方法
まず、アマゾントップページの画面右上、「アカウントサービス」をクリックします。
画面右側の出品用アカウントをクリックします。
画面右側の注文内容の表示をクリックします。
商品の注文一覧の画面になります。
画面右側の納品書の印刷をクリックします。
納品書が出てきますので、印刷します。
点線がありますので、切り取ります。
上は発送ラベルになりますので、封筒の表紙に貼ります。
下は、納品書になりますので、商品と一緒に同封し、発送します。
梱包の方法
商品の梱包で準備するものは、
- 封筒
- ハサミ・のり
- ガムテープ、セロハンテープ
- ビニール袋(雨濡れ防止)
があれば良いでしょう。
梱包の手順ですが、仕入れてきた書籍は出品前に値札剥がしと検品をします。
発送前にも再度、検品と値札剥がしの状態を確認しましょう。
値札剥がしについて
値札剥がしについては、
- Zippoオイル もしくは
- ドライヤー
を使う方法が一般的です。
ドライヤーを使う場合、値札から5cmくらい離した位置からドライヤーで熱風を10秒ほど当てると値札シールが剥がれやすくなります。
シール跡が残ってしまう場合は、消しゴムでこすれば綺麗にできます。
他にも、「書き込みがあった場合は消しゴムなどで可能な限りキレイにする」「書き込みが消せない、切り取りがあるなどの場合はコンディション表記蘭に明記する」ことを徹底しましょう。
一番良いのは仕入れ時に簡単に確認し、状態の良いものを優先的に仕入れておくことですね。
とくに参考書は書込みが多いので、必ずチェックしてください。
ビニール袋に本と納品書を入れてセロハンテープを貼ります。
※ビニール袋は無くても良いですが、雨などで商品が濡れるのを防ぐため、包装しておいた方が無難です。
クレーム防止にもなりますからね。
ネットショップだと安く買えます。
包屋(つつみや)
⇒http://tutumiya.com/
封筒に配送先を貼付します。
発送先は納品書と一緒になっているので、アマゾンマーケットプレイスの管理画面から印刷した後ハサミなどで切り離し、封筒に貼ってください。
※封筒は
A4(210×297)、B4(257×364)、B5(182×257)の3サイズあれば大抵の書籍に対応できます。
封筒に自分の宛先を書きます。
封筒に直接印刷できれば手間が省けますが、それが出来ない場合は、
- 住所・連絡先が入ったゴム印を作る
- パソコンで入力して、印刷した用紙を貼る
- 手書きする
ことになります。
せどりをビジネスとしてやるのであれば、副業・本業にかかわらず手書きはなるべく避けたいですね。
時間短縮にもなりますから。
ゴム印だけでも作っておくと、お客様からの信頼度が全然違います。
プリンターが用意できなかったとしても、ゴム印だけでも用意しておきましょう。
ゴム印は、下記のネットショップがかなり安いです。
はんこ祭り⇒http://www.rakuten.ne.jp/gold/hankomaturi/html/cate_gom.html
本と納品書をビニール袋ごと封筒に入れます。
あとはガムテープなどでで封をして、完成です。
以上が、梱包の流れになります。
ワンポイントアドバイスとして、
- クリスタルパック等のビニール袋で包装する
- 封筒に住所を印刷するか、ゴム印を使う
ことで、購入者に良い印象を与えることができます。
せどりは副業で行うとしてもビジネスなので、細かい部分まで気を配りましょう。
商品の発送について
梱包が終わったら、発送します。
基本的には、ヤマト運輸(クロネコヤマト)のメール便を使うのがベストです。
メール便の送料は以下のとおりです。
- 厚さ1cm以内⇒80円
- 厚さ2cm以内⇒160円
それ以上の厚さであれば、郵便局のゆうメールがおすすめです。
ヤマト運輸ですが、
- コンビニで発送
- ヤマト運輸に直接持ち込む
- 電話をして集荷に来てもらう
方法があります。
しかし長期的に見た場合、電話をして集荷に来てもらう方法がお得になると思います。
毎日発送するような、いわゆる”お得意さんに”なると色々と融通が利くようになるので。
出荷通知をする
商品の発送後、購入者に「発送しましたよ」という連絡が行くように、アマゾンマーケットプレイスで出荷通知を行います。
出荷通知の手順
アマゾンマーケットプレイスにサインインし「未出荷」をクリックします。
未出荷の商品が記載されているので、右側の「出荷通知の送信」をクリックします。
各項目を記入してください。
- 出荷日 ⇒商品を発送した日
- 配送業者 ⇒ヤマト運輸等の業者を選択
- 配送方法 ⇒メール便等の配送方法
- トラッキングID/問い合わせ番号⇒お問い合わせ番号があれば記入
さいごに「出荷通知を送信」をクリックして終了です。
ここまでが、せどりの一連の流れになります。
せどりは非常にシンプルな仕組みではありますが、お金のやり取りがある以上、ビジネスであることに変わりありません。
一つ一つの工程をいかに早く、効率的に、そして丁寧にできるかで、収入も変わってきます。
簡単なビジネスではありますが、舐めることなく真摯に取り組んでください。
舐めると、昔の僕のように大失敗しますよ!
また、せどりビジネスを成功させる秘訣は作業の効率化です。
個人がAmazonへの出品作業を効率化させるには、高機能なツールを使う事が最高の武器になります。
その為のおすすめツールが「せどりキング5」です。
特に上位版のせどりキング5 実店舗せどり支援セットは、ビームによる店頭仕入れ機能も充実しているので、あなたのせどりビジネスを強力にバックアップしてくれるでしょう。
それでは、せどりビジネスを頑張ってください!